死の調べ


曲名のないオルゴールが鳴り響く
静かに独りで でも強く
鳴り止む瞬間まで音を刻む


かなしい
かなしい

そう聞こえるんだ 時々 いつも 毎日
夜に笑うような 朝に泣くような
その響きがひどく寂しくて好き


君は毒
その美しさで惑わせる 心を惹いて離さない
死ぬまでその音色に誘われる
君の調べは死の調べ
だってその音は全てを魅了してしまう



夢から醒めるために僕らは切るんだ
どこかを 傷つけて 血が流れるのを見るまで
その痛みが心を蝕むことを一番知っているのに止められない


君と僕
涙の世界でさいごまで踊り続けることしかできない





2007.05.17 アヤメ