不平等 


失望 嫉み 嫌気 刺殺すような思い
全てを抱きしめて無へと還れるのなら
君の命を奪うことなど容易い
そして抱きしめてあげよう
その胸へ残るように その傷口が塞がらないほどに
もう二度と口を開けないように
何もかも消してやろう
欲しがるもの全て くれてやろう

花が欲しいのなら毎日寝床へ飽きるほど
宝石が欲しいのなら その涙よりも大きなものを
光が欲しいのなら 太陽を遮る物を壊そう
癒しが欲しいのなら 常に優しい香を


嗚呼、僕はここまで差し出すことができる
なのに なのに どうして
その手は その声は その瞳は


この僕に与えてくれないのだろうか





2007.08.19 アヤメ