ハロウィン
「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ」
「日本語で言うなよ」
「…仕方ないなあ。ト」
「ここは日本だ」
「まだ言ってないし!じゃあどう言えっていうのよ?」
「日本だからな。お前にお菓子をあげる必要はない」
「ええー!?」
「お菓子ならお前毎日食べてるだろう?」
「まっ…まあね…」
学校に行くときも遊びに行くときも必ずお菓子を買う。
女は別に太っているわけではないが、いつ、どこでもお菓子を持っている。
「ちぇっ…面白くないなー…」
女はムッとしながら持っているキャラメルを口にいれる。
男はそのキャラメルを1つくれ、と手を伸ばす。
「でもさ、あげたら…私だけアンタにハロウィンであげたことになるよ?これって不公平」
「それってさ、ハロウィンってだけで俺はお菓子もらえないってことか?」
「うん」
「あ、アンタさっき飴買ってたっしょ?あれと交換しようよ!」
「おお!飴の存在忘れてた!」
男は飴を取り出す。
そしてキャラメルと飴を1つずつ交換する。
トリック オア トリート!
(いつもと変わらないっつーの)
(お菓子を貰う悪戯しちゃった。悪戯というより意地悪かな?)