「もし次生まれても、私自身がいいわ」


そんな君は、僕の憧れだった。






次に生まれてきても



毎日は繰り返し。
時々、明日自分が死んだら、親が死んだら、と考える。
提出期限が遅れて評価は最悪。
頑張って出してみたらミスばっかでこれも評価は最悪。
どう進んでも失敗してしまう。
上手く生きていくってどういうことだろう?
無視できない。悪行に同意はできない。


「生き難い人ね」


そんなこと分かってる。
本当は成功者が羨ましい自分がいることも、分かってる。



「僕、次はもう存在したくないや」
人間に好き勝手される生物には生まれたくない。
生物を追い詰める『人間』という存在も嫌だ。
じっと耐えるだけのモノにもなりたくない。
それならいっそ存在しなければいい。


「もし次生まれても、私自身がいいわ」


「どうして?」
「出逢うことができたからよ」
「?」


色々な人、動物、植物、空、君は全てを愛す。
たくさんの変化を感じて、泣いて笑う。


そんな君は、僕の憧れだった。



「ねえ、次に生まれ変わっても」


僕と出会ってくれる?
2009.02.08