「君はいつでも僕のヒーローだね!」
「は?あたし女だよ?貴方は男!嬉しくないよ」
「何で?ヒーローだよ?」
「女なんだから男に守って欲しいじゃないの」
ついさっき、絡まれているところを見つけてこの男を助けた。
何故かこの男、犬に会えば追いかけられる。人に会えば絡まれるのだ。
そして運の悪い私は高確率でその場に存在してしまう。
「ねえねえ、僕と付き合ってよ」
「え?」
「そしたらずっと守ってもらえるからね!」
「………」
この時よりこの男の笑顔が憎いと思ったことはないと思う。
じゃあ、なんで飽きもせず関わっているのかって?
…追われている人を無視できないでしょ?
それに、それに。この男ってば、
「僕、君を守れるように強くなるよ?だから一緒にいてよ」
なんて普通に言えちゃうんだから。

言ってることは格好良くなく、逆にヘタレ。
容姿はキャーキャー言うよりは、可愛い系。
そんな貴方と手を繋ぐ私は君のヒーロー。
じゃあ私の王子様に貴方はなってくれるかしら?





僕君ヒーロー